弊社スタッフが交替でお届けする、ときに鋭く世相を斬り、ときに緩やかにあなたを癒す珠玉(?)の時事エッセイ。お仕事中の息抜きなどにお読みいただけたら幸いです。

2009/06/01 第17回  日本の経済危機に新型ウイルスが・・・


米国で発症したデリバティブ・ウイルスは瞬く間に世界を駆け巡り、国家を侵食しました。デリバティブは推定で7京円にもなるという。100ドル札を積みあげると“月”を突き抜けるそうだ。驚愕!(NHKスペシャル)

日本は金融被害の小さい国であるらしいが??、円は急高騰し、世界の国々が実体経済の悪化に見舞われた故に、我が国の輸出産業は大打撃を被りました。産業機械分野の受注は減り続け、対前年比マイナス80%以上となった企業も少なくない。信じられない落ち込みである。個人消費も低迷して伸びず、製造業の不振は輸出のみならず輸入も大幅に減り円高も経済の活性化に繋がらない。
日本の基幹産業は自動車産業であり、その裾野は“富士の山”の如し。 上部崩落で下部は身動きすら不可能、心肺停止状態である。裾野で多くの日本人が呼吸しているのである。
忘れていますネ!意識されていますか?
当然ながら経済活動は負の連鎖となって、スパイラル化している。政府は景気の下支えと申して財政出動するもこれが目先のバラ撒きと多くの国民の批判の的となった。何事にも中・長期のビジョン不在故に戦略なく、何時ものパターンとなって、負を重ねていく。
米国オバマ政権の使い古しのグリーン・ニューディールという言葉を冠として戴き、そこに創意工夫なく平然と日本のグリーン・ニューディールと語る偽政者たち。日本の将来の諸課題に挑み、将来図を国民に示しながら行動する意思もそこにみられない。
日本国民を愚民化しておいた方がメリットを享受する層が存在することを私たちは気付かねばなりません。それは誰だ!

メキシコで発症した豚インフルエンザ・ウイルスが新型ウイルスに変化し人に感染、人から人へ拡がり既に感染は49ヶ国、12,800人超に拡大した。(5月26日現在)
日本は島国で感染を水際で阻止すると諸行動に移せども、グローバル化の社会構造は意思だけでは貫く事も難しく、笊から水が漏れるように日本国内感染者は急増、既に4番目に多い国となった。ウイルスって、眼に見えるものではなく、普段から感染症の専門家の意見を聴き、周到に行動計画を立てていたとは思えないし、多くのマスメディアの過熱報道を抑える強い意志は裏付けなき故不可能、不安を煽る結果となり、マスク、消毒液等予防グッズが店頭から消えた。
2009.1-3のGDP実質成長率マイナス15.2%(年率)の経済危機は、街からトイレットペーパー、洗剤等が消えパニックとなった、1974.1-3のマイナス13.1%を超える最悪の状態である。あの時の騒ぎは異常でした。日本人の熱して冷めやすい性は道を誤らせる。
感染阻止の為、国民への社会行動規制は各関係機関に委ねるにせよ、大局的見地からの指導なく、混乱を招きこの不況期に大きな経済損失を生んでしまった。
新型ウイルスに対するワクチン製造にも、確たる方針と資金の裏付けもなく、この秋冬に対する備え、大丈夫なのでしょうか?

近い将来の不安を払拭できない国家が日本の未来のために解決しなければならない課題は、国の安全保障、CO2削減実効による日本国の大きな損失を招く国際合意の検証(外交問題での国益を守る姿勢)、そして年金、医療、介護、教育、等々山積しています。それらを包括する最も注目すべき課題は、
ただ一点「少子化を食い止めて日本人を増やす」に集約することである。
将来日本人が減ることを前提に対策を思考する姿勢は正常な国家の在り方ではない!
(だから改正国籍法なる悪法が通るのである)
(だから2050年の年金支給額試算を発表し不安を煽る行政となるのである)
(だから・・・・・・である)
列挙したら限りがない“だから”に埋没してしまう!