弊社スタッフが交替でお届けする、ときに鋭く世相を斬り、ときに緩やかにあなたを癒す珠玉(?)の時事エッセイ。お仕事中の息抜きなどにお読みいただけたら幸いです。

2009/09/01 第20回  日本の岐れ路


第20回目のコラムが掲載される9月1日には、第45回衆議院議員選挙で国民の総意が表わされ、これから四年間、国が何処の方向に進むのかが視えてくる。8月30日の投票日は任期満了による選挙にちかく、初の真夏の選挙で立候補者は、陽に焼け、危機感を抱き身を焦がしての闘いとなったであろう。

自由民主党には不満、民主党には不安、そして公明党の政教分離はどんな説明をしても詭弁と看破され、社会主義的な社民党、冷戦終結後は存在価値すら消滅した共産党、他の小党という現実下のなかで今回の選挙は、戦後長きにわたり政ごとを担って来た政権政党を交代させるか否かが焦点となったのである。
結果は政権交代を訴え、千の風に乗った民主党の圧勝に終わった。

このコラムで取り挙げてきたテーマは、日本の現状に対する問題点を指摘してきた。そして何れも重要なこととして、一人でも多くの方々に読んで頂きたいと願ってきたのです。この姿勢から思考すれば選挙に臨んだ各政党のマニフェストは、その殆んどが内向きであり、未来に向ってこの国の容をどう築いて行くのか?に対する意思を垣間見ることが出来ない。
"未来のために思考する時、過去を大きく広げて再生する姿勢が重要だが現実の体たらくでは戦後100年経っても駄目でしょう。"(西尾幹二)
「子育て・教育支援、雇用対策、年金・医療、経済対策、地球温暖化、地方分権、郵政改革、行政改革、政治改革、つけ足しに憲法、外交、安全保障」が項目としてあがっていた。
これから視えるものは、
敗戦後の日本人は第二次世界大戦(日本人からは大東亜戦争という)の戦争責任を特定の個人に被せ、マスメディアも国民も過去を顧みることなく、責任を感じず、持たず、持たせず、責任感のない政治家、官僚に日本の運営を附託してきたのである。それが今日の国難を招いて来たのである。

Philosophyに基づくPolicy、そして世界の中の日本人としてのIdentityの確立は、日本のIdeologyとなって、日本の進路としなければならない。戦後64年間チャンスはあったのですが、何故実現できなかったかを顧みることなかったので方向付けすらできないのである。
必然として内向き政策の安売りで、これは戦後の日本人に迎合するポピュリズムに陥っていて、付け焼刃、その場凌ぎである。
どの政党に政権を担う資格、ありますか?
この選挙を最初で最後の機会と捉え、憲法、外交、安全保障そして教育について真剣に将来を見据え、民主党であれ、自由民主党であれ、日本人としてのIdentityを確立した上で何事も深慮遠謀を以って政ごとに臨んでほしい。この選挙結果がすべてではなく、選挙権行使者としての国民すべてが真摯に受け止めて日本の岐れ路と位置づけ、新しい国造りのスタートとしなければなりません。

過去を少しだけ広げて下さい。そこで多くの人に正面から向い合って読んで欲しい本があります。
幻冬舎新書「日本を貶めた10人の売国政治家」
これが売国政治家ワースト10人だ!から(敬称略)
 1位 河 野 洋 平 6位 野 中 広 務
 2位 村 山 富 市 7位 竹 中 平 蔵
 3位 小泉純一郎 8位 福 田 康 夫
 4位 小 沢 一 郎 9位 森 喜 朗
 5位 中曽根康弘10位 加 藤 紘 一
(故人も含めれば必ずランク入りするのは宮澤喜一であるが、あえて亡くなった人を除いたことは、故人に対する選者の、また日本人のIdentityである)