弊社スタッフが交替でお届けする、ときに鋭く世相を斬り、ときに緩やかにあなたを癒す珠玉(?)の時事エッセイ。お仕事中の息抜きなどにお読みいただけたら幸いです。

2009/09/18 第21回  日本の政権交代 危うし!


民主党政権誕生。獲得議席480名分の308名(64.19%)圧倒的勝利であった。
manifesto選挙といわれたが、中味より"政権交代"とワンフレーズ(小泉純一郎の郵政民営化と同じ)で謳い、本来世間一般の意見、大衆の声である輿論の総意ではなく、マスメディアが政権交代を煽り、世論として誘導した結果である。日本人の多くは既にマスメディアの虜になっていて、虞を隠し切れない。民主党大勝の背景には、本来保守本流であるべき自由民主党にその姿に映し出す思想も理念もなかったからである。その結果戦後体制を築いてきた自由民主党にnoを突きつけたのであって、民主党への支持はその裏返しであり、信を表わしたものではないことを謙虚に自問することが民主党政権の出発点である。

第93代内閣総理大臣鳩山由紀夫は第52代-54代(1954.12-1956.12)鳩山一郎首相の孫にあたり、半世紀以上も間が空き時代と共に政も変化して当然だが、日本国の容、信に変化があってはならないのである。大勝した政党の代表が総理大臣に就任できるシステムになっている故に就任できた鳩山由紀夫総理大臣の発言のブレは、前総理大臣麻生太郎のそれとは質において異なり、極めて危うい!
そのひとつ「友愛」ってなんですか?日本国の心棒になりますか?まったく理解できません。
そのふたつ「日本列島は日本人だけの所有物ではない」では一体誰のものですか?(同じ由紀夫さんが「憂国」って嘆くでしょう)
manifestoに表わしていない基本政策Index2009はmanifestoが税金のバラ撒き(蒔くではない)である反面、日本国を社会主義的国家に導く危険な思想が隠されている。308議席を得ながら何故、反日政党(衰退政党)である社民党と連立を組むのか?自公連立が社会をどう歪めてきたのか、反面教師としていない。政局で動く国家に国民はnoと言った筈。

国際連合は長い歴史のなかで既に左傾化しており、そこでの問題提起を冠に載く日本、そして中・韓の反日政策を受容することとあいまって日本の容が自然に社会主義的社会へ導かれてきた。
岡田克也外務大臣は就任する前に中国メディアのインタビューに応えて:
「中国のチベット問題、新疆ウイグルの人権問題ウンヌンは、中国の内政問題だから一切干渉しない」
「首相は絶対に靖国神社に参拝しない」と発言した。中国のメディアを通じて次期政権党幹部として、中国の触れて欲しくないことは絶対に口を開かず、中国政府の喜ぶことは我々は断固として遂行する。このように歴史とむきあう謙虚さのない傲慢不遜な姿勢が言葉の重さを認識もせず、言質を因われ戦後の日本社会を痛めつけて来たのである。(カルフールの二の舞はゴメンですョネ?)
Index2009には
・「日本列島は・・・」に繋る「外国人地方参政権を認める法案」
地方行政が外国人に乗っ取られる可能性を秘めるんです。(国を滅ぼす悪法なり)(対馬の現実を直視せよ)
・自公連立で推進したが廃案になった人権擁護法案と同質の人権救済機関の創設、(警察よりも特権を握る組織、左翼団体の強い働きかけ)
・靖国反対、国立追悼施設の建設推進、何をか言わん。
・国立国会図書館法で恒久平和調査局設置。日本の戦争加害責任を洗いざらい専門的に調査する機関を法律で設置する国など世界に存在しません。(戦時中の慰安婦問題を従軍=強制へ導きやすくする)
・夫婦別姓・婚外子容認のための民法改正(フランスの出生率上昇は婚外子である。ジェンダフリー推進者の主張)
・中央教育委員会の設置、民主党参院議員会長興石東氏は日教組出身で、改正教育基本法を無視した発言者。この委員会設置によって文科省の縮小を主導、日教組の論理「教育の政治的中立などありえない」を柱に教育を日教組が主導しやすい枠組に作ろうとするものである。ひとつひとつ国の容を変えてしまう危うい政策です。

さて、民主党政権で最も危惧することは、「村山談話を踏襲する」と表明することである。
この談話は社会党左派の村山富市総理がH7.8.15に国会で自らの考え方、先の大戦への謝罪決議を土井たか子衆院議長、野坂浩賢官房長官と謀り、狡猾な手段をもって可決するも、挫折した為に閣議で強引に決め、世界に発信した自虐的声明文のことである。この声明はその後日中共同声明にも盛り込まれている故に、特に談話に批判的であった安倍元総理も認めざるを得なかった程、中・韓の切り札となったものである。
この談話を批判することは、自衛隊航空幕僚長を即日更迭できる程、「何がそうさせるのでしょうか?」
しかも自衛隊の各種研修で村山談話を徹底させる指示を出し、国の防衛に命をかける自衛官の本来の責務を骨抜きにしようとする。「なにがそうさせるのでしょうか?」
又、日本の子供たちの歴史教育に村山談話が明確に影響を与え、歴史教科書の中・韓に関する記述は両国の一方的主張を容認、(検定意見を付さない)その意を受けた執筆者が書き放題となるんです。(教育の危機)
自民党政権は田母神空幕長を否応なく更迭し、イラクへの自衛隊派兵に反対した五百旗頭眞氏は防衛大学長を更迭せず。
このようなダブルスタンダード的姿勢は、多くの国民の「何がそうさせるのか?」の疑問が長い間蓄積された不満というマグマとなって噴出、この度の選挙で惨敗したのである。
自由民主党は過去をふり返り、わるいものを捨て、立派な野党になる努力をいたすべし。

民主党政権内にも異質な政治イデオロギーが存在する故に、保守的な人まで左翼イデオロギーに染まり易く危うい体質である。それがIndex2009で一層鮮明となり、国民に阿るポピュリズム的政策は国民の眼を逸す大きな国民への付け届けである。大きく外れる危惧であって欲しいと願っている。鍵は政を政治主導に変えられるか?である。

顔淵第12-7
子貢、政を問う。子曰く、食を足し、兵を足し、民をしてこれを信ぜしむ。子貢曰く、必ず已むことを得ずして去らば、斯の三者に於いて何をか先にせん。曰く、兵を去らん。曰く、必ず已むことを得ずして去らば、斯の二者に於いて何れをか先にせん。曰く、食を去らん。古より皆死有り、民の信なくんば立たず。