弊社スタッフが交替でお届けする、ときに鋭く世相を斬り、ときに緩やかにあなたを癒す珠玉(?)の時事エッセイ。お仕事中の息抜きなどにお読みいただけたら幸いです。

2010/02/01 第26回  日本(Nippon)の笛吹き男!


日本経済はデフレスパイラルに陥っていると、政府も日銀も認識、そして国民は実感しています。
バブル経済崩壊後は常にデフレ状態が続いていたのであり、これを無為無策で過して来た偽政者・日銀の責任は大きい。
昨年9月政権交代によって誕生した民主党連立政権は負の遺産を引き継いでいかねばならない。前政権にすべて責任転嫁してすむことでなく、自らも政治に参画していたという真摯な姿勢で評価し、政を行わなければなりません。然るに、前政権を否定するが如くの政策を各人各様の意見を以って迷走している様は見苦しい。
政権の、こども手当支給、ガソリン暫定税率問題、高速道路無料化問題、農家戸別補償政策等々は、国家財政に大きく影響を与え、経済再生に寄与するとは考えられない。
金融危機発生源の米国金融界は早くも公的資金返済を前倒しできると、ウォール街住人の高額ボーナスの復活が実現しています。
どの様な魔法の手を使っているのか研究することを実行していますか。
各界知識人を傍に擁しながら効果が出ないのは、民主党のリベラル体質に阿る輩で周りを固めていて思い切った策が創出できないのである。
米国のFRBパーナンキ議長(ヘリコプター・ベンと言われた人物)は、かつて日銀に大量の日銀券(札)を印刷して市場に蒔け!と言った。
これは刷った札で政府が発行する国債を日銀が購入すれば、国民の借金にならず返済しなくても良く、大胆な財政出動できる。(限定的でないと破滅の道へ進む)
デフレスパイラル脱出への道に最良の策であるが、日銀も政府も度量なし。現下の経済状況打破を遮るのは、鳩山首相、小沢幹事長の「政治とカネ」の問題での躓きである。

国内問題は与野党が真剣に議論して、解決できれば国民はその結果を受け止めよう。
しかし、外国との係りにおける問題は、間違えば国の容を変え、日本(Nippon)国が衰退、滅亡への道を歩むことになることを偽政者・与野党各人、そして国民は肝に銘じておかねばなりません。
その問題は、日米(軍事)同盟の行く末(普天間米軍基地移転問題)、日米中正三角形発言、東アジア共同体構想、気候温暖化ガス削減問題、外国人地方参政権付与問題、北朝鮮の核開発・拉致問題の深層、天皇陛下の政治利用、中華人民共和国の覇権戦略に対応する姿勢。
※(2010年に上海で始まる世界万国博を利用した我が国を貶める戦略に、注視!!)
(特に諸外国の我が国へのプロパガンダに毅然と対応できているのか)
これらの問題点を思考するに、民主党連立政権は落日党である社民党福島瑞穂党首の発する言葉に右往左往していて見苦しい。党首の思考回路は理念・理想ではなく空想である。自民党にも同類人が半数以上、民主党には更に多く存在すること、そしてそれに気付いていないこと、誠に始末が悪い。
民主党が政権を獲り、権力行使するにあたり採った手法は政府と与党の分離、陳情窓口を幹事長室に一本化、衆議院議員の議員立法提出原則禁止、又各種団体を権力を背景に政党支持団体になるよう圧力をかける。与党の幹部が、首相、外相をさし措いて中国、韓国の権力者に国を破滅させる様な事に言及し行動する。それを許容する偽政者政党は、戦後形を変えて構築して来た議会制民主主義を破壊するものである。首相は具体策もない侭、温暖化ガス削減率を大幅に上げるとの広言は将来日本を毀損させるであろう。
これらは日本(Nippon)国の将来に対する背信行為である。
その根源は民主党幹事長小沢一郎という影の権力亡者とそれに盲従する民主党議員群である。

小泉純一郎時代の「郵政選挙」というお祭り騒ぎはバブル経済崩壊後の長期不況で疲弊していた国民の心情を熱狂に変えました。結果はどうだったでしょう。言わずもがな4年後の「政権交代」というお祭り騒ぎに引き継がれ、国民は正常な選択感を持たないまま、持たされないまま、行動してしまいました。
小泉時代、国民が「何故自民党に投票したのかよくわからない」まま今回民主党を支持。そして既に「何故民主党に投票したのかよくわからない」という人も出てきている。そして近い将来多くの国民がそれを必ず感じる時が到来するであろう。国民が真っ当に気付いた時、日本国は破滅の道へ向かっているのだと考えて下さい。
そんな破滅への道案内人は「ハーメルンの笛吹き男」。4年前の「日本の笛吹き男」は、ワンフレーズの小泉純一郎。そして現在は影の男、小沢一郎である。彼は真の保守政治家ではない。(敬称略)
「ハーメルンの笛吹き男」という表現は中西輝政氏各種論考から引用。
元世界銀行副総裁西水美恵子氏の国際人として名言。
「すぐれたリーダーはみな、頭とハートがつながっています。
      もの言わぬ国民の声まで聞き取る耳を持っています」