弊社スタッフが交替でお届けする、ときに鋭く世相を斬り、ときに緩やかにあなたを癒す珠玉(?)の時事エッセイ。お仕事中の息抜きなどにお読みいただけたら幸いです。

2014/09/01  第81回  日本人は1945年8月、何を忘れてきたのか?


8月は、日本人にとって身も情も引き締り我が身を振り返り、個人として国として再生する為の機会を与えてくれる月である。
8月6日、8日は(1945年)広島市、長崎市に原子爆弾を落され、20万余人の日本人が一瞬のうちに惨殺された日である。
米国は戦争終結を早める、米兵の犠牲者100万人を出さない為と正論を陳べるが真実は違う。日本では事実を隠敝させられ、平和祈念日に衣替えして語り継ぐ“もの”を歳月と共に忘却の彼方に押しやっている。

広島市の式典は68ヵ国及EU代表が臨席して行われた。
核保有国で常任理事国、米国、英国、仏国、露国は出席するも中国は出席しなかった。
主催する自治体の長が“平和宣言”を発信します。
このメッセージに、戦後の歳月を重ねてきた、この日本に住む多くの日本人は何を感じているのでしょうか。
米国のオバマ大統領は核廃絶の声明を発し、何も実行しないのにノーベル賞平和賞を授与された。
平和を祈念する両市長の言葉だけなら、毎年ノーベル平和賞を戴ける。

このコーナーでは広島市の記念碑を通して観える周辺風景、そして碑に刻まれたメッセージに問題はないのか?述べてきた。
東京裁判で個人の戦争責任は問えないとして唯一人、無罪を主張したインドのパール判事が碑に刻まれたメッセージを読み驚愕したことなど、意味、背景すら識ることも、思考もせず、何も変えようとしない!日本人!
故に被爆被害者の協議会が7団体(被爆者に関係ない反日市民団体の色が濃い)も存在し各々何を主張し反目しあっているのか?この異様な状態に多くの日本人は気付いていない。
平和を唱えるだけの団体のイデオロギーに唯々諸々としていては、原爆の日、大量殺戮の日は風化して行くこと眼に視えている。
この6日、8日は広島市、長崎市の一地方都市の市長(公選制)のイデオロギーに委ねるべきでない。
国として忘れてはならない日である。

まして、インドの国会下院で毎年国会議員が広島・長崎の原爆犠牲者を追悼するための黙祷する鎮魂の行事を続けていることを知る人は少ないだろう。
今年はモディ新首相も出席した。
この精神を素直に喜び感謝するのが人の道だろう!
しかし、日本のメディアN社は、インドは日本の協力を得て原子力発電量を現在の3倍にする計画を持ち、為に日本と原子力協定を結ぶ方向で進んでいる。核拡散防止条約(NPT)に加盟していないまゝ核兵器を所有する国が!議会で祈る黙祷を懐疑的に、歪んだ結びを以って記事をしめ括る。
日本人の質も低下したとしか表現のしようがない。

STAP細胞論文の件で、理研の発生・再生科学研究センター笹井芳樹副センター長が自殺した。原因の一つに「マスコミ等からの不当なパッシング」を挙げていた。
自殺後マスメディアは笹井氏が世界的に将来を嘱望された科学者で日本科学界の損失である。と紹介するも贖罪意識からか!
遺族は「迷惑と混乱を引き起こした」と謝罪した上で
「深い悲しみとショックで押しつぶされそうです」
「今は絶望しか見えません」
マスメディアの罪は大きくて深い!マスメディアそのものがB層化しジャーナリズムを弄ぶ集団の様に思えてならない。
報道は人、国家を殺し、滅ぼす力を与えられている事を肝に銘じ、報道の自由には責務が付帯し、恥を知り物書きをすべきである。

マスメディアの怪物
朝日新聞は慰安婦問題に「強制連行」を付け、女子挺身隊を慰安婦と混同させ、大キャンペーン報道を繰り返してきた。
その報道に対する反証研究を「つくり話」としてマスメディアの影響力を自社媒体ネットワークを駆使して否定報道をしていた。
それが遂に32年という永い歳月を経て、訂正記事を掲載した。
この時空の間に河野談話を出し、謝罪を重ね、中共、朝鮮半島(南北朝鮮)の反日政策の基を創り、国連人権委員会クマラスワミ報告書で日本人の魂、尊厳は傷つけられ、国家が国際社会で受けている屈辱を、毀損を、朝日新聞はどういう方法でこれから回復させるのか。絵を示すべきである。

マスコミ、ジャーナリストの表現の自由は民主主義社会の特権であるとして金科玉条の如く、イデオロギー的主張を崩さず、今回の朝日新聞の如く、訂正はするが謝罪なく、自らが進めてきた主義主張を自省する態度もなく、個を隠敵し、組織(全国に張り巡らされている地方紙、メディアのネットワーク)の怪物さだけが大きく立ち開かる。

朝日新聞の大罪は慰安婦問題にとどまらず、挙げたら限がない程でいくらで紙幅がいくらあっても足りません。

最近の例を一つ挙げます。
福島第一原発事故に関し、当時の吉田昌郎所長の政府事故調査、検証委員会の「聴取結果書」が存在する。13回、延べ27時間に及びその内容はA/4 400ページに達するものである。

朝日新聞は「所員の9割(560人)が所長命令に違反して撤退した」と報道。
    所長の自分の命令に背いて職員が撤退したなどという発言は調書の中のどこを探しても出てこない。
所長は「関係ない人間(その時第1原発(1F)に残っていた現場以外の多くの職員たち)は退避させますからということを言っただけです」
職員の9割は所長命令に “従って”2Fに退避しており朝日のいう命令に違反した部分など、まったく出て来ない。
所長命令とは、「退避の為に車を用意しておく様指示、1Fの近所で線量の低いところに1回退避し、次の指示を待てと言ったつもりだったんですが伝言した人が2Fへと指示を出した。結果的には正しい判断だった」
こヽで問題になる一点は朝日の「撤退」と所長の「退避」の違いは極めて大きな問題であることを知るべきである。
撤退はやゝもすれば“逃亡”に通じる表現でもある。
最後まで1Fに残った「Fukushima fifties」として評価した外国メディアも「日本人も現場から逃げた」「所長命令に違反して」に報道変化してくる。
これも慰安婦問題と同じ、イデオロギー的思考しか出来ない新聞社の体質と検証に正当性がなく歪曲性が普段から表出する故に為せるものなり。
ニューヨーク・タイムズ、英ガーディアン、オーストラリアンは朝日の主張に準ずる記事に、そして韓国国民日報は日本版「セウォル号事件」と報ずる。
朝日新聞の大罪は竹島問題、南京戦(昭和12年)、教科書問題、パプアニューギニア島虐殺のデッチあげ等々、これらには常に反日日本人が絡み(反日日本人を育て、世に送り出し互いに反日利得権者となる)
中共、朝鮮に日本を貶める材料を提供し、更に反日市民団体、地方議会、地方紙も反日連鎖のネットワーク化を創り更に映像メディアを効果的に利用して大キャンペーンを張り、多くの国民を洗脳しながら貶しめ続けて来たのである。

戦後の朝日新聞報道って何なの?
日本を貶めて一体何の得(徳)があるの?

政府を敵として内閣を次々に潰して政局を混乱させ、政権担当能力もない民主党政権を実現させて何のメリットがあったの?
マッカーサー憲法を奇貨として日本を分断、混乱させて国力を減衰させ、だれが利益を得るのか?

福島第1原発事故後、現場へ向かった菅直人元首相の行動は吉田調書によっても、その実体が明らかとなり、現場を混乱させた言動に強い憤りを覚えていたという。
又、菅直人が首相を辞めた途端に“自分が東電が逃げるのを止めたんだ”みたいな事を言っているが、
「あのおっさんにそんな発言する権利があるんですか」
「あのおっさんだって事故調の調査対象でしょう。辞めて自分の考え方だけをテレビで言うのはアンフェアも限りない」
「“(菅、自ら)を被告という”がペラペラしゃべるんじゃない」

東電が全面撤退する意向だと考えていた当時の海江田経産大臣、細野首相補佐官(毎日所長の処に電話をかけて来て重大な事態収拾に多忙な所長の時間を奪った愚者)
を所長は:所員を激励する事もなく現場を去った菅直人も含め、「アホみたいな国のアホみたいな政治家」とばっさり切り捨てた。

自らの生命を賭して過酷な現場で指揮を執り、後に命尽きた吉田昌郎所長や、現場で死と隣り合わせで業務執行する多くの人々を愚弄する結果を創り出す報道機関は反日日本人と共に黙して語る不可、消え去るのみ!
吉田所長への「聴取結果書」は後日情報公開される。
所長はさぞ喜んでいることだろう!合掌。

櫻井よしこ(国家基本問題研究所理事長)は朝日新聞を:
こんなメディアはメディアではない。
プロパガンダ新聞というものだ。
私は朝日はまず1つ2つやるべきことを完全にやらせて、廃刊にすべきと考えている。


追、八月は原爆投下された月で、敗戦の月でもある。
「終戦」という言葉が踊り定着しているが、戦後社会の日本人のこの悲劇的な姿の原点は「敗戦」を「終戦」に取り違えた事によるものである。
8月15日靖国神社参拝した身としては
8月15日は詔書奉戴記念日が正しく、終戦の日ではない。
ポツダム宣言受諾後降伏文書に調印した9月2日が敗戦の日であろう。
又、戦後の占領軍の統治によって解体された日本の容を再構築すべくスタートの日がサンフランシスコ講和条約発効日1952.4.28日本国独立の日である。
この問題を述べると紙が大いに不足するので人生最大で最重要“テーマ”として常に準備する心構えで抽出しを増やす様務めます。

因みに、嘆かわしい社会になった一例を
7月に靖国神社で行われた“御霊まつり”は8月15日参拝日とは異なり参道に夜店が並び、浴衣姿の若者で逸水の余地もない程混み合っていた。
某TV局が若者にアンケート的インタビューを行っていた。
1.この神社の名称は
2.この神社は何を祀っているの
3.日本が戦争をした事を知っていますか
4.どこの国と戦争をしましたか
これらの設問に応えられた若者は約4割、半数以上は正しく応えられず、更に関心すら持っていない印象を受け、日本国の将来の信号機に危機を示す赤が灯った。
信号は複雑なシステムと連動しているものなり、そのシステム即ち社会のシステムに欠陥がある証である。
もう一つ驚愕したのは8月15日武道館の式典でうたわれる“国歌斉唱”に靖国神社参拝の為に行儀よく並んでいる多くの人達に国歌を斉唱する人が意外に少なかったことをどう理解すれば良いのか?
国歌も歌えない日本人!
これも、無視できないテーマである。

吉田調書(聴取結果書)関連記述は調書を読み込み吉田所長生前に対談もしたジャーナリスト門田隆将氏の寄稿文を参照する。