弊社スタッフが交替でお届けする、ときに鋭く世相を斬り、ときに緩やかにあなたを癒す珠玉(?)の時事エッセイ。お仕事中の息抜きなどにお読みいただけたら幸いです。

2015/09/01  第93回  戦後の日本!倖せ度世界一!


2015年8月15日、70年前のこの日、日本国はポツダム宣言を受託し、天皇陛下は戦争終結の「詔書」を自ら放送され、事実上戦争は終結したのである。
9月2日、降伏文書に調印し、正式に敗戦国となったのである。


然るに連合国の一員であるソ連邦共和国は米国が広島市に原爆投下の8月6日、条約有効期限を1年残す「日ソ不可侵条約」を無視、対日宣戦布告もなく、8月9日長崎市原爆投下と同日ソ連軍が満州国、朝鮮北部、南樺太に侵攻開始、以降、降伏文書調印後も侵略を続け、今日の不法占拠版図を為しているのである。


日本国は8月16日大本営陸海軍部が即時停戦命令を発し、徐々に粛々と武装解除を進めたのである。
連合国がポツダム宣言を日本に突き付けてから、迷走する日本国の動きは米国、ソ連も情報として把握、ソ連はその上で侵略を行なったのである。

  • 南樺太、真岡市、8月20日占拠される。当時真岡郵便局電話交換手ソ連侵攻の中、最後まで通信連絡をとり、残忍なソ連兵(先兵は犯罪人)の行為への恐怖もあって9名は"若い生命をなげうった"悲劇である。
    (映画「氷雪の門」1974年製作、ソ連の圧力によって封印させられた)

  • 8月18日千島列島最北端占守島(シュムシュ)占拠される。
    (浅田次郎著 集英社「終わらざる夏」に詳しい)

これは戦禍による悲劇の一部であり、この事実を、過去日本国が関った紛争地アジア諸国に当て嵌め、戦争を二度と繰り返してはならぬ為に歴史の事実を語り、そして国の誓いが戦後70年安倍晋三首相談話なのである。


戦後50年村山富市首相談話、戦後60年小泉純一郎談話を読み比べてみたら分かる。
「侵略」「植民地支配」「痛切な反省」「心からのお詫び」は4つのキーワードと謂われ、70年談話にも組み込まれている。
前2談話は官僚主導による作文との印象は拭い切れないが、戦後の日本、自由、民主主義、人権といった基本的価値を求め実践して来た歩みに何ら疑う余地はない。
しかし何故、
安倍晋三首相談話を表明する気持ちに傾いたのであろうか!

  • 1年生議員の時、姑息な決議手段を弄した「村山富市(左派人)首相談話」内容へ疑義、そして10年後の「小泉純一郎首相談話」(首相の強権力の行使と想する)は村山談話の再提示の如く感じる思いが胸中にあったと想する。

即ち自縄自縛に陥っている故の表明であったのだ。
それよりも、
日本国2人の首相談話発表後、10年、20年経過しても、尚、中国、韓国は

  • 日本の歴史認識は正しくない!
  • 中・韓の正しい歴史を認識せよ!
  • その上で、行動で示せ!
  • 靖国神社へ参拝するな!

50年談話を発表する以前から※「歴史認識」を最大の武器として突き付け、日本から"果実"を毟り取ってきたのである。
中国、韓国は自由、民主主義、人権という人類不変の基本的価値を有しているのだろうか?
根付いているのか甚だ疑問である。
これに対し戦勝国である米国は中、韓の対日侮辱政策に無関心を装い常に日本は弱者でいろ!との戦略が見え隠れする。


安倍晋三首相が70年談話を表明すると発してからの注目度は国内外で大きく拡がり、その全んどは安倍首相に対する謂わば脅迫的発言に等しいものであった。
米国では「歴史修正主義者」の烙印を捺され、中国、韓国は前記の「歴史認識」「正しい歴史」を正視し4つのキーワードを盛り込んで、村山、小泉談話(自縄自爆談話)を継承しろと声高に強制するかの如く、独立国への非礼極まれり。
それでも、国が異なれば国内事情、民族性、政治環境等々、すべて基盤が異なる故に何事に違いがあっても穏便に!と考えても為方ない。と考えれば事は済むが、(過去はこうであったのだ)
戦後70年を経過するにあたり、尚、国家、国民が両国によって貶しめられ続けられねばならぬのは、"最早御免蒙りたし"の心情があったのだと想する。


本来ならどこの国も要求しないのに、10年毎に首相談話を出し、旧連合国に"詫び状"を提出する義務はない。
更に日本と戦火を交えた旧連合国ではない中華人民共和国、韓国(今、北朝鮮に大きく影響を受ける不思議な国)に何故、こうも貶しめ続けられなければならないのか。
それが、
「あの戦争には何ら関わりのない私たちの子や孫、そしてその先の世代の子供たちに、"謝罪"を背負わせてはならない」
という心情になったのだ。

日本が米国と戦った事すら識らず、当時の同盟国は何処?という設問に"アメリカ!"
との答えも出てくる時代。
70年間という時空は重い。
これは戦後の歴史教育(他の教科も同様)が自縄自縛と歴史学界(広い意味での学界)を支配してきたマルクス主義史観の相乗に官僚が寄り添って子弟教育を進めてきた結果である。

安倍首相は兼々、村山、小泉談話と同じ表現なら談話を表する意味はない。ただ否定せず継承すると断言してきた。
そして、その通り安倍談話には4つのキーワードは歴史の流れの中で捉え自らの言葉で語ったのである。
格調高く、痛切な反省とお詫びの心情は戦後日本国の行動で証左しているとし、未来志向で世界の平和と繁栄に貢献すると表明した。
過去の日本は「無言実行」で真意が伝わらなかったが、安倍首相の「積極的平和外交」は「有言実行」と表裏一体である。


談話発表後の諸外国、とりわけ、米国、中華人民共和国、韓国の反応は衆知のことであろうし、特に反論はしない。
談話発表前の騒々しい注目、恫喝的要求に対して、不満は残るが、大声でわめく事なく、ケチをつけられず、本音では期待外れ!だったのだろう。
故に"談話内容を行動で示せ!"で幕を引く。
安倍晋三首相談話は判定勝ちの成功である。


安倍談話にはケチをつけられない「期待外れ」を思い知らされた左の朝日、テレ朝、TBSは46年も前に「積極的平和」の概念を発表したノルウェーの平和学者ヨハン・ガルトゥング博士を引っ張り出し、安倍晋三首相の「積極的平和(外交)」は博士の思想の自己流焼き直しである。と今、安保関連法案に搦て徹底批判する。
困った反日メディアである。


韓国のコメントの一例、陳昌洙(チャン・チャンス)世宗研究所所長)
「韓国では安倍談話が不十分だと誰もが分かっている中で、韓日関係を改善したいという強い気持ちの表れだ。
日本を非難するばかりではなく、行動で示して欲しいと求める戦略に立っている」
行動で示せとは何なの?

朝鮮民族は全んど同じだという。気になった思考が発言された。
日韓併合は植民地支配であり、謝罪の対象とし考えて来たのだろう。(要求しておきながら日本の言質だという)
しかし、併合へのプロセスに対しての謝罪が全く無い。
即ち、日本に併合されなかったら、韓国は今以上に発展していた。
そのプロセスを歴史認識せよ!
韓国は常に自己を正当化し国益とし、日本へのハードルを随意動かす国である。日本人等しく肝に銘じて接するべし。(2010/04/01 第28回 日本の歴史外交危うし!参考にして下さい)

もう一点、度し難き事は、
日本国内のマルクス主義史観、WGIPの洗脳に染りながら自意識なく、国民を貶しめる国々と連帯、自己主張あるいは助長させる者が、組織、マスメディア、学界に大勢散することである。
安倍晋三首相談話に対するコメントに接すればよく分かる。
特に朝日新聞の姿勢は、すべてと謂っても過言でない程「むこう側」の論理に起ったものであろう。
社説では談話は中、韓の意が反映されていないとして「何んのために出したのか」のタイトルで、読むに耐えられない。
「何処の国の新聞の社説?」

自社の創刊以来の歴史を紐解き「むこう側」ではなく「こちら側」に根を下ろした歴史認識を以って情報機関の責務を果たすべきである。
これが変わらない限ぎり、日本の矜持は回復できぬだろう。
作家百田尚樹ではないが、反日、侮日、こんな新聞は要らない!


戦後の日本、罪を犯さねば何を為しても良く、何を申しても許され、世界一安心・安全・清潔・正確な国、倖せ度世界一なり!


最後に看過できぬ談話に対するコメント(日本の過ち、潔く認めるべきだの表明を出した74人の学者らと同類の人)
三谷太一郎東大名誉教授

1931年(侵略開始とした年)~1945年の歴史認識は比較的穏当。
戦時下、多くの女性たちの尊厳や名誉・・・基本的価値観と合致。
キーワード盛り込まれたことは良かった。
穏やかな批判だが、植民地支配への謝罪表明なく、対象表現なく
「先の世代の子供たちに謝罪・・・」将来といえども日本の過去の誤りについては責任や謝罪を背負わざるを得ない。歴史を学ぶという事はそういうことだ。拘束されていくことであり、継続性、一貫性を持つことが必要。
小泉内閣当時、日韓歴史共同研究委員会の日本側座長であり、村山談話を高く評価しているという。
(こんな人が戦後の教育の基を構築し、反日教師、官僚を大量生産した社会が今ここに在る)
このコメントは安倍談話に対し、評価する立場の読売新聞8月15日朝刊に掲載。


同日に同氏のコメントが朝日新聞に掲載。正反対の紙面。
同時に同じテーマでコメントを掲載する事あるのか?
談話の継承とはほど遠い!

  • 一国のリーダーとしての安倍晋三首相の主体意識感じられない。
  • 植民地支配から台湾、韓国に対する明示的自己批判がない。責任も不明瞭だ。
  • 侵略戦争についても明確な言及がない。
  • 主体が明らかでなく、侵略という責任という問題意識がない。
  • 「積極的平和外交」自由と人権といった基本的価値・・・
    日本の植民地支配によって蹂躙された台湾、朝鮮の人々の人権に対するお詫び表明がなされるべきだ。
    「アジア女性基金」の行動が本当の「おわび」だ。(村山富市首相時)
  • 求めてきたのは言葉の継承ではなく、村山内閣などが談話を通して示してきた外交路線を継承する意思を示すことだ。
  • 未来に対する展望が語られていない。
  • 客観主義的に教科書のように書かれている。
  • 過去の日本の行為に責任を負おうとする首相の姿勢を見い出すことができない。

過去に対して主体意識がないから、現在と未来に対する展望を自らの言葉で語れないのだろう。
結果、冗長で毒にも薬にもならない談話になった。

これ、日本人、進歩人?のコメントであり、日本に根付く左思想の定着をみる。


参考:謝罪にけじめをつけた安倍談話 田久保忠衛の主張

※歴史認識

孫子を愛した鄧小平の考案のようで、日本攻撃に最も安上がりで効果的な言葉。

70年安倍談話によって日本が覚醒する機会を得た!