弊社スタッフが交替でお届けする、ときに鋭く世相を斬り、ときに緩やかにあなたを癒す珠玉(?)の時事エッセイ。お仕事中の息抜きなどにお読みいただけたら幸いです。

2017/06/01  第114回  日本國憲法と日本人!


現 日本國憲法が施行されて70年、その間憲法改正は一度もなく戦後の日本人はこの憲法を神棚に祀り上げ、信奉していれば“平和”であると考えている人が極めて多数にのぼる。
日本國憲法誕生経緯には諸説あるが、GHQマッカーサー連合軍総司令官と当時の日本の首相幣原喜重郎との合作をされている。第九条は幣原が提案したという説もある。(幣原はシェイクスピアを英語で語れる程の能力を持っていたといわれている)
しかし、マッカーサー憲法、即ち米国の1930年代からの日本弱体化計画の総仕上げが現、日本國憲法である。


明治22年発布の大日本國憲法は憲法発布から60年間一度も改憲論議なく、改正する必要性も生まれなかった。しかし、特に戦後、敵国から与えられた憲法を時代は流れの激しい世紀に一度の改正もなされていない。そのことを日本國と憲法の関係はどうあるべきかという戦後日本人の理念・認識の欠如を問いたい。


ただ、戦後間もない頃の政治家には、憲法制定経緯を十分認識しており、昭和30年に初の自民党(現在)政権が誕生した時に「憲法改正の論議」が党是として掲げられ、現在も生きている。
現、日本國憲法制定に反対した党は共産党で、第九条2項の戦力の保持をしないに異を唱えたのである。
自民党政権がある時期(3年間の民主党政権:社会悪化時代)を除いて長期政権を維持しながら改定実現に力を注いだ足跡が見えない。出来なかった最大の因は日本人全体の無意識な左傾向である。


現憲法が改正された事例がある。と佐瀬昌盛氏は“憲法論争が微温的すぎないか”で、事実上の改憲があったと指摘。
憲法前文は今、漢字、平仮名は書き換えられている。
・國民(国民)・正當(正当)・選擧(選挙)・國會(国会)・惠澤(惠沢)・行爲(行為)
・戰爭(戦争)・慘禍(惨禍)・~のやうに(~のように)・主權(主権)
(1947.5.3施行された日本國憲法前文から)


日常使用されている漢字が待つ本来含んでいる意味が汲み取れない書き換えはこれに止まらない。
戦後教育に瑕疵があり、現代の表現が薄っぺらになった因に、日本古来使われてきた漢字、仮名使いを書き換えたことにあると考える。
(漢文が中心の中華人民共和国は簡体字になり、韓国はハングル文字となって漢字表記の朝鮮史が熟読出来ないらしい)


5月3日憲法施行記念日に安倍晋三首相は憲法改正派集会にビデオメッセージ参加した。
1憲法第九条1項、2項を残し、3項として自衛隊の根拠規定を設けることを改正内容の柱とし、2020年(元号?)施行を目指す考えを明確に打ち出した。国と国民を守る軍に関する規定がないことは現憲法の最大の欠陥である。
内閣総理大臣とか自民党総裁とかは問題ではない。日本を変える第一歩を踏み出した点は高く評価されて良い。


これに対し、反対、批判する意見は何時もの通り論理的説得力もなく何も仮も進歩がまるで無しの連中である。
こヽで、それらコメントは挙げるまでもない。ただ貴方たち、こんな低能力で國民の付託を請け禄を喰んでいるの?


問題は、中華人民共和国習近平国家主席が北京で開催された。
「一帯一路」に関する国際協力フォーラムでの演説の一部にあった。“参加国の内政に干渉しない”と宣言した。実体は覇権行為そのものであり、弱者に物言わせない、資金力に物を言わせる共産主義者の常奪手法の虚偽である。
この安倍首相の憲法改正表明に対し、早速中国外務省は「歴史的な原因により、日本が平和憲法を改正する問題はアジアの隣国から高い関心が寄せられている」
これは、牽制であり、明らかな内政干渉そのものである。
憲法に国・国民を守る為の「軍」の存在を明確にしていない日本國憲法が「平和憲法」であるなら、正式に軍隊を憲法に認める諸外国の憲法は「戦争憲法」ということになる。


常に内政干渉をする中華人民共和国、韓国に日本國は何時まで愚弄され続けなければならないのか。何故、反論しない!
靖國神社参拝問題然り、慰安婦・徴用工問題、南京事件の捏造、プロパカンダに対し国として常に反論できる体制の確立なくして日本の将来は開けない。
“反論”する為の専門部門を創設して予算をつけろ!
憲法改正第九条も同じ轍を踏むことにならないか、懸念するものである。
(日本国に巣食う反日集団は広義の意で、テロ集団か?)


この憲法改正機運の高まりを改正に繋げるには、末だ末だ、平和ボケしている国会議員、ボケて偏狭な学者、法曹会、教育者、急進的市民団体の連中を説得することは極めて難しい。これらの層は声が大きく、自らは正義を振りかざし、PCを最大の武器とし、マスメディアをプロパカンダの最高の道具として使い、国民の意識の中に喰い込む。
5/22憲法学者の反対の為の声明記者会見出席者の顔触れを見て、この程度の人達かと思ったよ。右端の山口二郎は安保法制の時デモ参加“安倍、ぶった斬ってやる“と絶叫した札付き学者である。
平和ボケ国民には最大の効果あり。
従って、一般國民に理解してもらう手段は改憲派の手中にはない。
小池百合子東京都知事の行動姿勢を見ればお分かりでしょう!※2


方法があるとすれば、安倍晋三首相の政権が更に延びることが第一条件。
その上、首相が就任後訪問した国・地域70を超え、地球26周強に達する外交力を効果的に使う事である。
日本國憲法改正に反対する中華人民共和国、大韓民国には堂々と反論を宰相自らが強力に推進する姿勢を確立すること。
その他の多くの友好国に対しては、日本國の戦後の歴史、そして世界の危機的情勢の共有と日本國が世界の国々の中で平和国家として存続する為の軍隊の保持の明確化に理解を得る努力を続けることである。


その努力の結果を「平和ボケした多くの国民」に分らしめることである。
その国民が北朝鮮を取り巻く諸国間の動きの中で感じる危機によって少しずつ変化している事が各世論調査で顕著に表われている。


戦後72年、三世代に亘る「平和ボケ国民」を覚醒させる事は、戦後72年、国の最初にして究極の大改革なくして為し得ない。
憲法改正はその最重要事案である。


自分は改憲派である。しかし安倍首相の憲法第九条1項、2項を遺し3項として軍の保持を明確にする内容を加憲とする。とする方向性に何らかの思惑を感じるのだが、2項を廃棄して新たな項目として揚げるべきだと考える。
何故なら
こヽに憲法第2章戦争の放棄 第九条を改めて示す

1 第九条(戰争の放棄、軍備及び交戰權の容認)
日本國民は正義と秩序を基調とする國際平和を誠実に希求し國權の発動たる戰争を武力による威嚇又は、武力の行使は、國際紛争を解決する手段としては、永久に、これを放棄する。
2、前項の目的を達成するため!陸海空軍その他の戰力は、これを保持しない。國の交戰權は、これを認めない。

“憲法の「欠陥条項」正視しよう”長谷川三千子埼玉大学名誉教授は!
問題は2項をどの様に解釈しても多くの国民は自衛隊の存在は憲法違反だと考える方が自然だろう。憲法学者の2/3は文章のみの解釈で違憲だと判断するのも、曖昧な内容、即ち目的を達成する為の戦力は、これを保持しない。が現実を無視した論争の基となっているのである。


又、文字通り遵守せよという左派を中心とする護憲派の皆さん、1項にいう「正義」と秩序を基調する国際平和を誠実に希求することは、PKOや専守防衛ということが一切不可能となる。
世界の国々が複雑に絡む危うい情勢に最中、戦力を保持しない。第九条二項を一国の憲法規定として書き込んだら平和を破壊しかねない。また、ボケ野党がよく使う「立憲」とか「主権」という言葉も空虚に映る。
「主権」とは、一つの国が、独立国家として領土を保全し、自国の政治を行う権利の事で、ヨーロッパでは「最高の力」という意味の言葉でした。
即ち、自国の独立を守る「力」に支えられてはじめて「主権」という言葉は有効になる。
「国民主権」という原理は国家が主権を維持し、独立国家を保っているから可能な原理です。二項を条文通り遵守すると国家の「力」はゼロになりますから、事実上わが国の主権は消失することになる。そして「国民主権」を不可能にしてしまう。
改憲論議が表面化する迄70年を要したことは、表面からは見えない憲法全体のもう一つの欠陥と深く結びついているのだと思われる。
近代成文憲法では、それが誰の「主権」の下で作られたが重大な意味を持つ。
以上、誠に至極当然の正論である。何故、日本人がこの様に理解できぬのだろう不思議、不可解である。


◎自衛隊に対する日本人の立ち位置


北海道で陸上自衛隊のLR2連絡偵察機が北海道知事の要請で函館の民間人急患の緊急輸送を行うため、悪天候の中、函館空港へ急航途中消息を絶ち袴腰山(600m)の北東斜面(標高300m)に墜落、乗員(自衛隊員)4人は死亡した。
この事実は極めて重大な事案だと考える。


北海道の広大な面積、県域の広い沖縄の地域医療に空輸手段は欠かせない。北海道はドクターヘリの普及が進み医療に貢献している。沖縄県ではその全んどを自衛隊が担っている。(多くの国民は知るまい)


今回の空輸事案は“天候が悪くドクターヘリは飛ばせない!”
“それなら自衛隊に頼んじゃえ!”知事が(左派)が要請。
自衛隊は断われない。偵察機という任務の異なる飛行機である。
そして原因は?だが墜落。
この事実を各マスメディアはこの重大事案を重点的に扱った。
そして無残な残骸となった機体を発見、4人の死亡を発表して打ち止めにした。
テレビ朝日の「報道ステーション」は唯事実を流し、最後にMCが「自衛隊機で急患者を輸送するはずであった方は、救急車で札幌へ搬送し“命は助かりました”」と締め括る。それっきり関連報道はない。
4人の自衛官は犬死にだぁ!
ドクターヘリが飛べないから、“自衛隊に頼んじゃえ!不慮の事故に遇って、輸送できない。なら救急車を使え!助かった!このプロセスを考えたら、自衛隊という存在を極めて軽くみて普段から畏敬の念抱かず、行き詰まった時に勝手が良いから利用するという位置付けしかない証左である。
これも、この事案を扱ったマスメディア、北海道知事は、殉死しなくても済んだかもしれない自衛隊員に哀悼の意を表せないのか!
それをひと言聞きたかった。
これが平和ボケした多くの日本人の究極時に表われる情なき姿である。


自衛隊法第一章3条 自衛隊の任務


自衛隊は我が国の平和と独立を守り、国も安全を保つため、直接侵略及間接侵略に対し、我が国を防御することを主たる任務とし必要に応じ、公共の秩序の維持に当るものとする。


自衛隊は日常的に主たる任務に備えて緊張して責務を果たしているのであって、必要に応じて・・・の拡大解釈を以って自衛隊組織を乱用すべきではない。
この様な場合に於いても、畏敬の念を心に留めていれば、自然に哀悼の意が表わされる。それが日本人本来の姿であり、矜持である。
こヽに、日本國憲法に自衛隊を「軍」として正式に位置づけることが独立国としての責務である。


2 小池百合子東京都知事が誕生して早10ヶ月、任期の1/4に近い。自民党員でありながら承認を得ず立候補声明し、選挙戦は承知の通り。小泉純一郎政権の“小泉劇場”の再現である。共産党推薦候補の豊洲市場移転反対を自らの政策の如く“問題あり!”として移転延期を決め、今日迄、百条委員会、土壌汚染対策の検証専門家会議、市場問題プロジェクトチームを立ち上げ、築地改修案を推進する。
市場のあり方戦略本部に意見集約され、方向性を決め、知事決裁とするという極めて無責任で姑息な手法である。
自らは自民党を離党せず、新しい政治塾を開き、政党を誕生させ、そこに既存政党公明党、民進党が擦り寄る。東京オリンピックの件でも問題を掘り起し、多くの人々を混乱の渦に巻き込み、何が変わったの?
問題を掘り起し、敵を創り、“水に溺れた犬を叩く”如くの手法に小池劇場は大衆が拍手喝采する。自らの演出か、自然体なのか、政治哲学なく、男性との性差を利用したパフォーマンス都政が、日本の縮図になると怖いものが見えてくる。周囲の意見を基に自らが深慮し、決断、責任を取るこそ首長である。

民主党蓮舫代表の国籍非公開も許容できぬが、小池百合子式行政手法も許容できぬ。
自由民主党よ!もっと確りせい!