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2017/10/02  第118回  日本人の危機感はホンモノ!?


朝鮮民主主義人民共和国(以下北朝鮮という)の核・ミサイル開発は恰も金王朝三大の悲願のように伝播されている。金日成はソ連が創り出した英雄であり、常にソ連の赤化思想の実践者であったわけで、核を自力開発する迄もなく戦実核としてソ連の核を導入すれば済んだのである。
核開発に要する膨大な資金を国家の繁栄に供すれば、又、日本統治時代に整備された産業振興、社会インフラ資産を有効利用すれば、全く様相の異なった国家になっていただろう。
日本の統治時代の朝鮮半島への投資は決して豊かでなかった国家予算の1/4を注ぎ、朝鮮を古代から近代へ誘ったのである。


日本の敗戦後、朝鮮半島は連合国戦勝国、アメリカとソ連によって南北分割統治することになり各々1949年に独立国となったのである。
国力に勝る北朝鮮はソ連の支援を受け韓国に攻撃を仕掛け、朝鮮戦争が始まったのである。
朝鮮戦争内容は省く。
この朝鮮戦争に中国大陸での国共戦争に勝利した毛沢東共産党軍が参戦。
中共は清王朝崩壊後の雨後の筍の如く出現した○○政府で唯一残った蒋介石国民党政府軍を台湾に追いやった。
中華人民共和国の誕生はソ連コミンテルンの指示、指導の下での国家樹立であったのである。そして、決して真から同盟国ではない中共・毛沢東の指令の下、ソ連の支援を得て原爆の自力開発を開始したのである。
開発には膨大な資金が必要であり、極めて貧しい中共にとって資金の調達には人民を犠牲にしてまでして得なければならなかった。
その資金が無い故に、人民に農作物の増産を課したのである。
農業改革・工業改革はすべて原爆開発でソ連に支払う資金繰りに充てる目的であったのである。
開発途中で仲違いし、ソ連は支援要員を引き揚げ、中共は自力で推進する他なかったのである。為に毛沢東は経済不振から脱却する為と言いつつ「大躍進」政策を押し進め、多くの人民を餓死させたのである。
その犠牲者の数1,000万人-4,000万人と言われている。
この数値の幅は如何にも中共の何事に対しても言える曖昧さの表れである。
又、人命軽視は中華の歴史的特質である。


核開発には国家として大きなリスクを負うのであって、北朝鮮もその例に漏れない。
核開発には莫大な資金と高い技術力が必要であって北朝鮮単独で完結することは出来ない。
そこで絡んでいるのは中共、パキスタン等核開発先進国である。
そして北朝鮮が核・ミサイル開発を国家存続の最重要条件と位置付けたのは、金日成から権力を禅譲された金正日である。
金日成は心臓病を患っていたという。核・ミサイル開発の独自開発には反対の立場だったという、それに反し金正日は積極的であったが、金日成の指示は絶対故、金日成没後迄、その推進を俟たねばならなかったのである。
金日成の別荘で金親子は核開発の件で激論を闘かわした。
その時、金日成は心臓発作を起こしたとのこと、金正日は、助けを呼ばず金日成(父親)の死を確認する迄動かなかったそうである。
こうして金正日の思い通りに動く国家となったのである。
日本人の拉致事件は以降延々と続くのである。
その後の北朝鮮の経緯については日本人なら識っているでしょう!


北朝鮮は6回目の核実験と、今年になって13回のミサイル発射実験を繰り返し、国際社会の警告、制裁も意に介さず、独裁体制に突き進んでいる。
国連安全保障理事会の制裁決議には、中共、露が慎重派として常に立ちはだかる。
その背景は、両国共自国の国境での安全保障上の国益追求以外何ものでも無いのである。
北朝鮮の崩壊で朝鮮人難民が中朝国境に押し寄せ、中共国内の混乱は習近平共産党政権にとっては好ましくない。
又、北朝鮮崩壊によって、自国の安全保障緩衝地帯が消滅する事を絶対に避けるという最大の国家存続の隠れた要件である。
露にとっても朝鮮半島に親米的民主主義国家の成立は避けるべきだという。共産主義国家の崩壊から歳月が経過しているにも、今だ、民主主義国家になり切れない軍事力背景にした困った国家である。


日本の隣国大韓民国(以下韓国という)の立ち位置は極めて微妙な立場に位置しているのだが、日本が国、国民を犠牲にしてまで、朝鮮の近代化に力を注ぎ民主主義国家として成長したのを自力で成し遂げたと思い込む狭量民族は中共、露の本音を認識しているのだろうか。
認識してれば、日本の朝鮮統治の本質、事実をはっきり識り得たであろう。統治そのものをすべて悪と決め付けるだけでは日韓・日朝間の真の正常化は不可能である。


北朝鮮の核・ミサイル開発を脅威と取敢える韓国国民は多く、自国の核武装に賛成する人の割合は67%(日本は9%)と高いが日常生活に於いては、危機感は希薄ときく。
日本人に危機感あるの? TVコメンテータ曰く“ミサイル発射ぐらいで騒ぐな”
唖然として何んとコメントしたら良いのか。分かりません?
発言を許すマスメディアは公器としての資格なく堕落集団の何物でもない。


韓国は北朝鮮のミサイル発射に対抗して、実践的ミサイル攻撃訓練をした。又、地下核シェルターを含む避難施設の国民一人当たりの普及率は100%といわれ、在韓日本人も収容可能だという。100%に達する国はスイス、イスラエル、98%にノルウェイ、米国82%、ロシア75%、英国67%、シンガポール54%とその危機感を具現化した証左であろう。
日本はどうかと言えば0.02%と無きに等しくJアラートでの呼び掛けにあった“頑丈な建物”に避難・・を削除しました。何をか言わん!
核被害に遭い核廃絶を訴えるだけで核攻撃から守られると仮想する戦後日本人の片寄った思考の証左なり。
北朝鮮の核・ミサイル開発の変遷を近くで傍観に等しい態度で観ていた日本人に真当に危機感があったのだろうか。

日本の憲法前文にある 平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼してわれわれの安全と生存を保持しようと決意した”

という崇高な理想と目的を達成・・・とある。
又、憲法九条は国家防衛を放棄しているという非現実な戯言である。
そして、叫んでいれば自国だけは平和でいられるという左翼勢力、民衆が固定層として存在、その層が大声出して、マスメディアの朝日新聞、毎日新聞、東京新聞(中日新聞)、TV朝日、TBS沖縄2紙等が矛盾だらけの論理展開をして、はっきり言って平和ボケした大人、特に年配層相手にフェイクニュースを垂れ流し、真実へ変換させながら政治的正統性論理(political correctness)へ導き、社会に吐き出させる。その効果は都知事選挙、都議会選挙、国政進出を企てる小池某知事及び周辺に見ることができる。
これこそ日本をゆっくり危険水位に上げていく兆候である。


日本国が危機に遭遇していると認識をすればこそ、今、日本国民は何を為すべきなのか熟考しなければならないだろう。
その危機的様相を呈している項目を列挙し、日本人に深く考えて欲しいと思う。

1.北朝鮮の核・ミサイル開発と無軌道な挑発、威嚇にどう向き合う。

  • 米国と安全保障同盟の強固なものにする努力
  • 国際社会と連携した経済制裁の励行を推進する。その為に必要な法整備。
  • 日韓関係をどうしたら強固になれるのか
  • 歴史認識問題で日本を貶める国韓国と連繋する中共と日本はどう対峙するのか。
    歴史問題で恫喝され続け、反論もせず、長い間に恰も真実に変貌した現実をどう是正できるのか。
  • 慰安婦問題、徴用工問題、世界記憶遺産、国連人権理事会に於ける日本非難
    南京大虐殺?問題に対する国・国民に与えた汚名をどういう手法で雪ぐのか。

(韓国の慰安婦問題を強力に推進する過激親北組織、挺対協はベトナム戦争に派遣された韓国兵のベトナム女性への性的暴力により、又軍による強制慰安婦として働かせ、生んだ“ライダイハン”混血児問題が国際問題化(5,000人~30,000人といわれる)。韓国内では挺対協がその運動の中心的団体となっている。これは歴史の真実として証明されているが、韓国だけが日本を貶める為に今日迄元慰安婦を“ダシ”に問題を世界に拡散させていたのである。その団体が真実の「ライダイハン」の為に動き出した事は、日本への運動を正統化することに結びつけたいからである。)


2.日本防衛の為の体制をどう構築するのか

  • 日本国憲法の非現実的部分の改正を堂々と主張、左翼まで説得する情熱を持てと言いたい。
  • マスメディアの転向が不可欠である。
    朝日新聞の如く、米国の核の傘の下で平和を追求しろ!
    何処の国のメディアか?
  • 韓国には過去核の実践配備がなされた期間があったが、こヽにきてその事案が韓米間で再燃している。
  • 日本では非核三原則の遵守の声を大にして喧伝。
    議論しても良いと発言する人を叩く世は変わらない。
    (核の専門家は核実験を日本国内で出来ないが、3ヶ月あれば核兵器は作れる。という)

要は、日本国が国民の安全をどのような方法で守るのかという一点に尽きる。


今、北朝鮮の核・ミサイル開発は米国をはじめ東アジアの日本、韓国にとって脅威となり、威嚇、恫喝は米国が敵対しているからではなく、核開発放棄を迫って国際社会が陰に陽に行動しているからであって、体制維持の他にどんな理由がありや!


日本は北朝鮮の核開発阻止の為の物理的な力がない故に、強い口調で非難しても問題視されていない。従って日米同盟を基に連帯の強固な関係構築のため、安倍首相は積極外交を展開しているのである。その外交努力の姿勢は、日本国家の立位置、厳しい国際的条件下、国内での大きな制約下、最善で最高の行動力である。
国の為即ち国民の為に他に替え難き宰相なり!


現政権下でも過去様々な失態もあったが、国益追求しかない諸外国指導者の中で他の誰が日本国の矜持を回復、確保できたであろう?
多くのマスメディア、力のない野党は理屈抜きで “安倍憎し” “独裁者” “打倒安倍!” キャンペーンを張り、冷静な思考ない狭量心で貶めることを目的に動く獅子身中の虫である。


左傾メディアは自己中心的で表現の自由を強弁して“何を言っても良い”そして都合の悪い事は“表現しない自由”を決め込み、国民を一方に誘導する。特権とし許していけない。国民が!


政党で自民党のすべてが良いとは考えないが、公明党との連立は果たして大義ありや!
民進党をはじめ共産党、他の雑魚党には、この国での存在理由を明確にして欲しいものです。今の状態では片寄り市民の賛同しか得られない哀しい政党のまヽでいるしかない。
正しい主張をする小政党もあるが如何!個人の力だけでは?


日本ファーストを起ち上げた若狭某、民進党離党の細野某などは衆院解散、選挙を前に“ハーメルンの笛吹き女”小池某知事の知事選、議会選挙のポピュリズム的流れを再び!と考え、頭に戴く節操なき連中である。
世界の何処を切り取っても危機的状況の渦中に、もうこの様な状態を踏襲して国家建設など夢にもなりませんよ!何が「希望の党」か??


こヽで敢えて申し上げれば、小池某知事は、選挙中から繰り返し強調してきた「情報公開」の原則を「豊洲移転、築地再開発」の方針決定プロセスの情報公開請求に対し、密室で検討し決定プロセスの記録なく追求されると、
「存在していないのは、AIだからです」
「最後の決めは、どうかというと人工知能です。人工知能というのは、つまり政策決定者である私が決めたということ」
と言い放った。
何んという高慢で傲慢な態度であろう。この時も多くのマスメディアは、強い抗議も追求もしなかったのである。


このような人物を首長に選んだのは国民に思慮分別無き様の結果であり、煽り続けたマスメディアの大影響力、即ち絶大な権力の行使の効果でもある。
そして、今なおメディアに甘やかされて、その甘さに群がる背骨なき政治家連中に、この厳しき時代、そして次世代より先の将来を委託できますか?


北朝鮮の核・ミサイル開発を背景にKim Joug-Un体制維持の為、危機を創り出す国、そんな最中でも隣国韓国は日本を貶める事に歯止めなく容認する国、共産党独裁者の道を強引に突き進む隣国は将来の火種を無数に抱え、日本にとっては大きな脅威なり。又、ロシアは北方四島返還を少しちらつかせながら、四島の開発、軍事化を進める情勢に、領土を返す腹積もり全くなし。
米国との間には強い絆ありと言えども、日本国が自らの力で国土を守る姿勢、体制なくして、集団的自衛権の行使は米国の選択肢にはない。
中共、韓国は米国内に於いても日本を貶める運動を展開、一部の米国人も同調するに到っている。


安倍政権は内閣改造したばかり、選挙後閣僚はその殆んどを留任させるべきと考える。
特に外務大臣 河野太郎は父親の河野洋平ありきだと考えていて就任に?印がついていた。
前任者の岸田文雄の体たらく振りは国際社会の汚名を雪ぐ努力が全く見えなかった。国家として大いなる損失だったと考えている。首相の忖度人事であった。よりはまともである。


今回の衆院選挙は候補者が試されるのみに非ず、国民が如何、日本の危機を正面で受け止め、国民の国政参画の最大の権利を将来に対し責任を持って行使できるか否かを試される選挙です。
投票は芸能人の人気投票に非ず!


追. 諸外国の北朝鮮への独自制裁(2017.9.28現在)
・ペルー:駐在北朝鮮大使を追放処分
・エジプト:軍事協力断絶
・ベトナム:在留朝鮮人ビザ更新せず
・クウェート:駐在北朝鮮大使追放(大使館員半数に)新しい入国ビザ発行せず
 北朝鮮人出稼ぎ6,000人は?
・スペイン:駐在北朝鮮大使追放
・台湾:北朝鮮との貿易停止