弊社スタッフが交替でお届けする、ときに鋭く世相を斬り、ときに緩やかにあなたを癒す珠玉(?)の時事エッセイ。お仕事中の息抜きなどにお読みいただけたら幸いです。

新しい年を迎え

謹んでご挨拶申し上げます


旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
本年もご高導、ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。


2018/01/05  第121回  住所変更不可、日本!


日本国の地政学的定位置は有史以来不変である。


中国大陸では学問によって理性を磨き上げた人間を聖人・君子といい、情に惑わされる人間を小人という。小人といえども聖人の書を読み、研鑽を積めば、君子になれる。ここまでが文明人(華)であり、世界の中央に座すのでこれを「中華」という。


その周りには、中華の言語(漢文)を解せず、聖人の書を読むことができない蛮族(夷狄)がいる。彼らは形は人間のようだが、その心は禽獣である。
人間が禽獣を支配するように中華が夷狄を支配する。(中華思想/華夷の別)。
これが逆転すれば宇宙の法則に反し、「猿の惑星」になってしまう。
この強烈な差別イデオロギーである朱子学は、モンゴルに滅ぼされた南宋の知識人の間でブレイクし、モンゴル支配を脱した明朝で科挙の試験科目に採用された。
朱子学は中華から朝鮮半島で導入、科挙科目になり、骨の髄まで叩き込まれた若者たちが、高級官僚(両班)に採用され、半島を支配する。
彼らの姿はまさに明の官僚のコピー化となっていた。
そして、東海の彼方の弧島に住む日本人は、モンゴル人や満州人と同じ夷狄であり猿のような存在だった。と!!
現在も連綿と続く反日思想の根源にも朱子学がある。


明が清に取って変った主役、満州人は夷狄であったが、朝鮮は「中華思想は我が半島に在りと考え、我が国のその文明は世界を凌駕する」と小中華思想を創りあげた。
そして表面的には清に朝貢を続け、内心ではこれを軽蔑し、面従腹背(文部省前事務次官前川某の座右の銘)、文明人だと自負する矜持も保った。(茂木 誠、危険な中朝関係史の一部より)。


朝鮮半島国の反日思想は朱子学との関係に影響を受け、根強く今日迄遺産として朝鮮民族に引き継がれている。
その反日思想は戦前の「日帝36年」の日韓併合による朝鮮の近代化に大いに貢献した「正の遺産」をも全否定する程の根強い「夷狄の支配」を屈辱とする地政学的環境下で生き続けてきた朝鮮民族の消し得ない特異的体質であろう。故に、この民族とは真当な関係を構築できるか疑問である。今のまヽでは不可能に近い。(慰安婦問題合意に難癖!)


我が日本は文明、文化を吸収する能力に長け、大陸文明を採り入れゆっくりと変換させながら地政学的環境下(四面海に囲まれている)で独自の文明と民族性を育んできたのである。
特に中世、世界列強国の脅威を感じながら時の権力者は海外情報入手に気づかいをした。徳川幕府はその上で、外界から国を守る為に鎖国政策を採り、250余年にわたり平和を維持してきたのである。この国策は現代日本人にとって文化的、民族性の構築に大いに影響を与えたのだと考える。


ハンチントンの“文明の衝突”に日本の文明は世界に類をみない独自のものである。との断言の背景にも過去に於いて日本が周辺国を含めた世界列強との接点の中で独自に育んできた財産であると考える。
国家としては欧米列強(ロシア含む)の外圧、国内改革派の台頭によって日本は否応なしに厳しい世界情勢の真直中に投げだされたのである。
現近代の返遷はここでは触れないが、日本人の民族性の構築は周辺国との多様な接触の中から徐々に積まれ、開国以来、世界最速で欧米列強に肩を並べる強国にまでなれたのも、精神的下地を長い時空のなかで育んできた結果だと考える。


その成長振りは、列強にとっては新たな脅威と映ったのであり、出る釘は打たれるが如し、拠って集って日本滅亡を図ったのである。その中心は中華思想である事も歴史上の事実である。
米国、英国、ソ連、蒋介石国民党政府それぞれの指導者、権力者の日本に対する侮辱的敵愾心は複合的謀略となって日本を泥沼へ引き摺り込んだのである。
結果、日本は打ちのめされ、国連軍(米国中心)に占領され、脅威感を抱いていた日本民族への改造計画を彼らは推進したのである。
国連常任理事国は第二次世界大戦 戦勝国として今以って勝手気儘に振る舞う軍事大国である。
現、国際連合の解体、再構築なくして、地球は絶対に丸くならない。


こうした事を踏まえれば、世界の混乱した情勢秩序に対する日本の立ち位置は極めて厳しく、今年も又厳しい環境下での年明けである。


日々情報に接している。
その多くは保守系論者の思考であり、その背景には確かな資料が整理されていて、更に事実の追求に傾注する情を視てとれるからである。
従って、ポリティカル・コレクトネス的発言を以って国民を知らず知らずに愚民に導く左翼的思考に接すると嫌悪感すら憶える。


2018年に繰り越された重要課題は今年の当コラムのテーマになり得るものばかりで既に敗戦後、左翼思想に毒された幅広い各層の論理が市民権を得て国民の間に浸透している。
そして、それは宿痾の如く(長い間治らない病気)根付いている。その環境は増々悪下していると感じる者にとっては、日本の将来(アス)への危機感を以って今後も当コラムを綴っていく事を選択しています。
現、世界情勢への日本国としての対応、対処、対峙姿勢の確立には日本人としての歴史的に積みあげた誇り、矜持を回復、確立して行かねば対外的地位向上に繋がらない。それが基本である。

課題として(国内)

・人口減少:2017年は前年比400,000人減、今後加速する現実にどう対処するのか?

国の施策、「人づくり革命、働き方改革」で何故人口減少に歯止めがかかるのか?
現代の日本人は、この本質を議論していない!


・国連人権理事会:対日作業部会で出した報告書には国連の左系化が読み取れる。

①慰安婦問題(暗に中国、韓国、北朝鮮が反日批判に利用している)
②放送法の見直し(報道の自由を阻害していると指摘するが日本の放送体制は寡占状態で、第三者的中立性の立場を確立していないのが現実であり、国連指摘の見直しの背景に対して、見直しなど考慮せず、放送法の中立性の更なる確立に規制も必要性ありと考える。(公共放送の)片寄りが是正されない限り、他のメディアは意に介さないだろう)
③死刑廃止制度に対する勧告
(世界の流れに準ずる必要性ない。人権とは何か!を議論もなく)
④LGBTの障害者に対する差別是正要求(北欧、フランスの意見強し)
LGBTの該当者全てが障害者ではない(Tに関しては社会的差別はあってはならないと考える)。真剣な議論がなされないまヽ、流れに乗る風潮は社会の乱れに及ぶのではと考える。


国連が日本に突き付けた報告書はこの類だけはなく、クマラスワミ報告書の如く、日本側が捏造した事案を左翼や反日国家が利用し、日本を貶める材料にしている現実を我々は正視すべきである。
正視しないからこそ、真剣に正々堂々と反論をできなかったことで、禍根を遺し、将来にわたって日本人を貶め続けるのである。
汚名返上為し得るのは誰か?外務省ダメ!
使い勝手のよい知識人でもダメ!
今のマスメディアも失格!
悲観材料しかない時、必要なのは我々日本人1人ひとりの国際情勢と日本社会を正しく視る眼を自らの意思で育てていく事である。為に、時によっては日本人を貶める日本人への“排除の論理”も必要であろう。


2018年の最重要課題は憲法改正問題の前進である。
日本の自責と隷属化を狙った東京裁判史観とした戦後日本の占領期は直接的武力行使はなくとも戦争の継続期間であり、当時の日本人には反骨精神も残っていたが、独立してみたら、連合軍総司令部の明瞭な目的と意図を持って、日本人やメディアを操り、洗脳していた結果が延々と影響を与え続け、憲法の一字一句変えられない国家に仕立てあげられたのである。


そういう社会に慣れ親しんだ戦後日本人が、日本人としての主体性を確立できるのか、意識改革、乗り越える壁を見つけ、自力で行動しなければなりません。
それにはある点に気付かねばなりません。
米国製の歴史観、日本弱体化を狙った憲法をそのまヽ受入続け精神的に支配されていなければならない。その謂れはない!
そう思考する姿勢が今の日本人に求められている。
その上で特に米国とは相互理解を深め緊迫し混迷を深めながら泥沼化する国際情勢の中で、国の安全保障と国の富の維持を訴求していかねばならないのです。


今、世界で起こされている日本貶め事案の多くは、戦後の日本社会の産物から派生した左系市民団体、左翼人から提起された事案である。
敗戦後日本にはそれらの人々を野放しにし、その行動に対して、正面から反論してこなかった、出来る素地を持っていなかった故の現実である。
昨今、更に片寄った学者、教師400人の総意として、日本の歴史から吉田松陰、坂本竜馬、上杉謙信などを教科書から排除する提言を行っている。
その上、慰安婦問題、南京大虐殺、徴用工問題などは残すという、反日日本人である。


今日迄、この様な人々を野放しにする事が戦後与えられた民主主義と錯倒し、取り返しのつかない事態を招いたのである。敗戦後72年という長い時空にそれ以前の日本を“悪の枢軸”の如く扱う日本人の多きこと。彼らが日本の周辺国に蒔いた種に対して毅然とした態度を維持してこそ日本国政治家であり、官僚であり、教育者である筈である。


次世代を憂うのは、こうしたことに無関心な日本人になってしまった上に、アメリカ・ファースト=自国ファースト=日本人も自己ファーストになりつつあることに気付いていないのは誠に不幸なことである。


そんな社会現象が社会が人口減少を生み、放送を含めたマスメディアの垂れ流す片寄った情報に流される日本人を生み出したのである。


動かしがたい日本の地政学的立場を見つめなおす1年でありたいと希っている。