弊社スタッフが交替でお届けする、ときに鋭く世相を斬り、ときに緩やかにあなたを癒す珠玉(?)の時事エッセイ。お仕事中の息抜きなどにお読みいただけたら幸いです。

2018/03/01  第123回  日本!!それは五輪アスリートにみたり!


2018年2月は第23回韓国平昌冬季五輪の話題しかありません。
第1回は1924年フランス・シャモニー大会で16カ国、258人の選手が参加16種目で開催。
2018年平昌大会は92カ国、地域、2,925人の選手が7競技102種目に拡大している。
途中、第5回、1940年日本・札幌、第6回、1944年伊・コルティーナ・ダンペッツォは第二次大戦の影響で中止となっている。


五輪がスポーツの祭典、平和の祭典といわれ久しいが時代に翻弄され政治色濃い大会となっている事、度々であり平昌五輪でもそれを否定できない。


小者が記憶する冬季五輪は第14回ユーゴスラビア・サラエボ大会である。
競技そのものに特別な思い出はないが、平和の祭典だったはずの大会の主競技場の哀しい姿の記憶である。
ユーゴスラビアはチトー大統領という強権者によって多民族国家が統一されて、世界において東西陣営に属さぬ旗頭であった国家である。
チトー大統領没後、民族融和が徐々に崩壊、民族の独立志向の衝突が内戦状態に突入、延べ200,000人の犠牲者を出した欧州最大の紛争であったのである。(ボスニア・ヘルツェゴビナ大紛争1992-1995)五輪主会場フィールドは犠牲者の墓場と化し墓石で埋め尽くされたのである。
祭典の華やかさと墓場との間に哀しい歴史が存在しているのである。(現在はボスニア・ヘルツェゴビナ連邦国として再建されている)


五輪開催を完遂する為に政治的課題を凍結する韓国平昌五輪の環境作りは五輪の理念を具現化することに役立たぬ。


今回の韓国平昌大会は緊迫化する朝鮮半島情勢の融和、解決に供する大会であったのだろうか。


韓国に誕生した親北派文在寅大統領は北朝鮮の核・ミサイル開発での世界を巻き込んだ朝鮮半島危機状態を平昌五輪で解決の糸口を?もうとした。制裁強化による北朝鮮の困窮は確実な情報が齎されない環境下であっても制裁効果大きいと想定していた。
そこに、核・ミサイル開発に全く言及しない北朝鮮に条件も付けずに南北共同参加を含む五輪参画を促した。
それに対して北朝鮮は直ぐに飛び付かず、交渉の場で種々条件を付けたのだと想像します。
結果として、金永南最高人民会議常任委員長(国家元首・金王朝三代に仕える)
金与正(金正恩の実妹)制裁対象者を38°線を超え派遣するとし、韓国はそれを容認したのである。
そして女性だけの交響楽団、応援団の派遣も決め、北朝鮮は“微笑外交”を展開したのである。


北朝鮮に対して、米国は「あらゆる選択肢を保持する」。
日本は「対話の為の対話は無意味」と明確な姿勢を堅持しつつ“五輪”の為に北朝鮮の参画に目を瞑ったのである。五輪開催中の状況はご承知の通り。
金与正訪韓は前、後を含めマスコミを動員した政治ショーそのものである。
核・ミサイル開発の破棄は絶対あり得ない現実の中で、文在寅政権は民族の歴史的特質剥き出しの態である。
朝貢・冊封体制をもたらした中華帝国と周辺諸国との価値の関係である「華夷秩序」に組み込まれつつある韓半島の情勢ではないかと考える。


休戦ラインを要人が超えたのは北朝鮮が今回初めてであるが韓国では歴代大統領中、金大中・盧武鉉二人が自らラインを超えた。
進歩派(革新・左派)の文在寅は盧武鉉の秘書室長時代訪朝のお膳立てをした人物である。
朴槿恵前大統領を羅免に追い込んだ韓国国民の最大化した情緒心を利用して大統領に就任した左派人である。
政策はその全んどは韓国人のポリティカル・コレクトネス的要求に添う事を優先する性の悪い親北派であろう。
左派と位置付けられていた金大中でも在韓米軍の存在を認識、固定化を排除しなかったが、最大の危機状態の現在、在韓米軍の存在を認めがたい文在寅。
中国に対して対中3ナシ確約。即ち中国への属国化宣言に等しい。
①THAADの追加配備はしない
②米国のミサイル防衛体制に参加しない
③日米韓の軍事同盟は結ばない


金与正は兄 金正恩の文在寅大統領の訪朝を招請した。
韓国民の大多数は同じ民族故に北朝鮮との統合を夢みながら現実から乖離する異なった体制の統合は難しいと考えているだろう。


情緒的に揺れ易い韓国民、世界で危険国家(テロ支援国家)視され強い経済制裁下、個人崇拝・絶対的独裁国家北朝鮮は、苦しい国状を愁訴に近い思いを覆い隠し、韓国開催の冬季五輪を“微笑外交!をもって、文在寅政権を政治利用したのである。
更に、閉会式出席の北朝鮮代表者は過去の重大事件の責任者。その人物の入国を韓国文政権は唯唯諸々と受け入れた。


参加する選手はすべて競技を通して交流を深め平和の祭典の意義を深めようと努力する姿は一縷の救いか!


翻って日本国内の現実は!
国会審議が始まって最大の案件は“憲法改正”である。現実の世界情勢は誠に厳しい環境下にある。その中で日本だけが蚊帳の外ではない筈である。
EUの混乱、中東におけるシリア:トルコそして絡むイスラエル、米国、ロシアの思惑は武装勢力との関係に於いても複雑化、紛争の傷口は裂けるばかりである。
(シリア内戦での犠牲者は延べ340,000人といわれている)


東アジア、東南アジアから欧州、アフリカを巻き込んだ中国の「一帯一路」社会インフラ整備は諸国の弱点に付け込む姑息で大胆な強権政策である。何を申しても通じない人口の多い経済大国(市場の大きさ)、資金力を武器に地球を丸く磨く意思の全く無い共産党一党独裁国家である。
現在進められている日本・米国・豪州・インド4カ国の“インド太平洋戦略?は中国の隠れた野望「一帯一路」に対応する自由民主主義国の連携である。


だが、米国トランプ政権の“アメリカ・ファースト”も自国益第一で過去の覇権国家としての結果に反省のない駄々っ子国家である。懸念材料でもある。


隣国朝鮮半島は日本と同盟関係を構築したくない国である。
ロシアはプーチン大統領が四半世紀にわたり強権政策(軍事的)を優先する困った隣人国家である。そう考えると日本は地政学的に四面楚歌の孤立島国である。


その情勢下で国としての重要なのは“地球を俯瞰する外交”以外選択肢はない。
そう考えると、安倍晋三首相、河野太郎外相の外交努力は国家(国民)の生命、財産を守る為に最大責務を果たしている。
平昌大会開会式に出席した安倍晋三首相は金永南に核放棄と拉致被害者の全員解放実行を促した事、出席に意義有。
(岸田文雄前外相:就任4年7ヶ月で93カ国・地域への外交)に対して河野太郎外相は2017.8月就任から35カ国・地域に土日外交であり、低俗な質疑の予算委員会審議で居眠りは詮無い事であり外交案件などほとんどない訳で審議を欠席すればよい。


質の悪い野党には日本の措かれている立場など全んど眼中になく、唯々、もり、かけ問題、裁量勤務制の精査結果の根拠データを不適切な発言と謝罪したのにデータ捏造・隠蔽・疑惑の言葉、何んとかの一つ覚えである。


・憲法改正は立憲主義に反するという護憲派政党、立憲民主党の矛盾
・安保法制、憲法改正反対者を排除したはずの希望の党の先祖返りは有権者を騙した詐欺師集団である。
・民進党に所属し、政党助成金の分け前を懐に、野党再編の中心に座りたい無所属の連中。
・海外へ行って国益を損なう言葉を語る元首相鳩山某。
・日本を貶める案件を掘り起し、海外拡散する曰く多くの人権派弁護士。
(中・朝鮮半島国一部欧米を含む国々との歴史戦案件の全んどはこれらに属する者から煙が上がっている)
・日本の教育を劣化させる教育者左派団体。(日本学術会議、中教審、高大連携歴史教育研究会という目的の異なる機関を主導するという間違った構図の中心人物は油井某という学者である)
・日本国民の劣化を図るマスメディア、道具を供給する事業者
・言論に反論せず恫喝・劣化した司法に訴える左派メディア
列挙したら切りなしの国家観なき多くの人々が日本の各界指導者に散在し影響力行使する社会は明らかに国家衰退への道である!
即ち日本人不在の日本国なり!


「明治維新150年」と謂われる今年、多くの日本人は江戸時代の長い歳月継続した環境から明治に引き繋がれ、それを主導した指導者の国を想う情と気概を自分の糧としなくては、1945年の敗戦までは語れないだろう。
その総括なき敗戦後の日本に何んの未来ぞ!
特に多くの国会議員に国を主導し、国民の安心、安全を堅守する責務遂行の資格なぞありやしない!


救いは韓国平昌五輪での日本人アスリートの姿、容に日本をみた!感動をありがとう!


※何故?パラリンピックを先行しないのか?