ときに鋭く世相を斬り、ときに緩やかにあなたを癒す珠玉(?)の時事エッセイ。お仕事中の息抜きなどにお読みいただけたら幸いです。

2019/09/02 第141回  8月15日「終戦の日」に日本を想う!


1945年(昭和20年)8月15日、“ポツダム宣言受諾”日本軍敗戦の日である。
ここが問題である。大東亜戦争終結は「日本軍の無条件降伏」を以って終戦となったのである。しかし、日本軍は日本国そのものであり、国が敗北したことと同義である。
故に、8月15日は本来「敗戦の日」であるべきだと考える。


それを「終戦の日」とし、これを境に日本国の立場は真逆になり、日本国民から緊張感は消滅、それまでの国策に対する心情が抜け落ち、忘却、戦勝国の占領、統治時代を迎えたのである。
そして、戦勝国が日本の指導層を戦犯と決めつけ裁いてきたのである。
日本国民は今だに戦犯とされ、裁かれた人々に大東亜戦争の責任を被せ続けているのである。


何が言いたいのかと申せば、敗戦から74年、昭和・平成・令和と三代の御代を経て、令和最初の「8月15日」を迎え、74年を振り返ってみて、今、日本が置かれている国際情勢の中で、日本人の危機感、緊張感等々の欠如は何に起因するのか。
そう思考せざるを得ない節目の日であったからである。


小者は、この刻を九段・靖国神社参拝を以って「敗戦の日」を考える機会としてきたのである。
誠に申し分けない事だが、
大東亜戦争で尊い命を国の為に捧げた軍人・軍属そして民間人の霊を祀ることを、日常的に行う事は難しく、8月15日をはじめ、原爆を投下され30万余人が虐殺された日、東京大空襲1日で10万人が虐殺され、多くの地方都市への無差別殺人(国際法違反)等節目の刻に情を捧げるのみで、お許しを願っている。
この74年は、多くの人々の命と引き換えに得た平和な時代であるという日本人の持つべき矜持の欠如は顕著である。


戦没者総数、国内70余万人を含め3,103,400人(概算)、246万余柱の英霊が靖国神社創建150年間に祀られているのである。
米国ペリーの圧力外交に屈しながら、日本の近代化に貢献、国家を守る為に命を捧げた人々の霊が祀られているのである。


靖国神社参拝で想うことは、この欄でも前に記したが、道を挟んだ日本武道館で行う「全国戦没者追悼式典」のことである。式進行は隣の神社にいても手に取るように分かるのである。
内閣総理大臣、天皇陛下のお言葉も直に神社に流れ、参拝者は直立不動で聞き入る。
この光景を想像してみて下さい。
真の慰霊は何処に在るのかを!


年に1回、相も変らぬ舞台、決められた出席者、構成、決まりきったお言葉に情を寄せること難しくなっているように思うのであります。
天皇陛下の「・・・反省の上にたって・・・」、反省という言葉遣いに、戦没者は何んと捉えるだろうか。“教訓”という、広がりのある言葉が適切だと考えますが。


上皇陛下がご退位前に“靖国神社参拝”の行幸申請をしたとの情報に接したが、宮内庁が拒否したとの事。
ここにも、74年の片寄ったイデオロギーが宮内庁にも巣喰っている証左である。誠に慚愧に堪えない事象である。
令和最初の「8月15日」、過去と異なる何かを、希待していたのが間違っていたと思うほど、既に形骸化していると感じるのは小者だけだろうか。


安倍晋三内閣総理大臣は、第一次政権時、靖国神社参拝を果たせず“痛恨の極み”と発言。第二次政権になって7年、参拝は一回のみ。
発言と行動との二律背反をどう説明できますか?
又、今年、首相は「戦場で散った英霊のご遺骨の回収に国を挙げて行う事は国の責務である」と発言したが、
未収容遺骨の数、概数でも知っているのでしょうか。
1,127,380柱です。
中国東北地方(ノモハン含む)206,070柱を最大に18ヶ国、地域にわたるのです。


例えば、ミャンマーのインパール作戦では多くの戦没者を出しました。
44,000余柱が未収容です。ミャンマー在住の日本人が仕事の合間にボランティアで収容作業をしていますが、年2度、厚労省の役人が来て彼らに、“地上にご遺骨が出れば持ち帰らねばならぬ”故に
ボランティアの人に“見つけるな、掘るな、触るな”と言うそうだ。
遺留品も併せ出てくる。調査費用が出ないとの事で、そこにご遺骨が存在するのが分かっているのに、9年間ボランティアで発掘作業しても、遅々として進まない。
2,000~3,000万円/年経費をかけると進められるのに国が予算をくれない。と厚労省は全く動かない。
これが現実ですよ!安倍首相!


米国は海外で戦死した軍人の遺骨は最後の一兵まで諦めない国家の理念があって、その組織も維持されているときく。


大東亜戦争終結後74年も経てば、その戦地がその侭遺されているはずがなく、歳月と共に収容困難な環境になって行くことは、子供でも分かることである。
これを問うても詮無いことだろうか?
1853年以降1945年までの90余年の日本の歩みを否定した処からの日本の再出発が、74年を積み重ねた歪みは至る所に噴出し、国の容が定まらないのだろうか。
その最大にして最重要因は“教育”にあったと考える。
占領軍の“WGIP”と社会混乱期に左翼を野に放ち、彼らの社会に与えた影響は、言いたい放題、やりたい放題、自己主張が正義、権利と義務の履き違え、歴史認識の自虐化、贖罪意識化が教育現場を通して浸透し、国内・外に日本を貶める反日日本人、反日国家を創り出してきたのである。


2000年、日本の公共放送NHKが、天皇陛下(昭和天皇)の戦争責任を裁く「女性国際戦犯裁判」なる番組を制作。
天皇陛下の戦争責任を模擬裁判という形で裁いたのである。
この番組に参画したのが左翼人であり、朝鮮系反日人であったのだ。
この番組は“河野談話”から派生したもので、強制連行=拉致というロジックが左翼人の間に定着。そして歴史の事実を歪曲し、新たな捏造事案を反日日本人が創造、海外に喧伝、反日国家の対日武器化の固定化に繋るのである。
この模擬裁判番組を制作したNHKの人物、永口某が「あいちトリエンナーレン2019」(表現の自由展・その後)企画展を影で支えたという。
表向き芸術監督は津田大介という人物で、この人は何者なのか?


この企画展では、韓国を基に米国、カナダ、豪州、フィリピン他で設置されている※「慰安婦像」を材質を変えて展示、その英語表記にはSexual Slavery(性奴隷性)の表現をする。これは歴史をねじ曲げた表現である。
また、昭和天皇の写真が焼かれ燃え広がる銅版画の題は「焼かれるべき写真」とし、「戦争責任を天皇という特定の人物だけでなく、日本人一般に広げる意味合いが生まれる」と解説している。


芸術と言い張れば「表現の自由」の名の下に憎悪(ヘイト)行為は許されるのか。
憲法は「表現の自由」(21条)をうたうと共に、その濫用を戒めている(12条)。
この企画展の実行委員長は大村愛知県知事、代行が河村名古屋市長で、当問題では主義主張が分かれる。
大村知事に賛同するのは左だけであろう。
又、常に「表現の自由」を声高に言う側の代表格、共産党は昭和37年、民主的な婦人運動の指導者や活動家によって生まれた「新日本婦人の会」は7月下旬、神戸大丸須磨店で開かれた「自衛隊車輌の展示会」にクレームをつけ、中止に追い込んだ。


「表現の自由」を犯す者にはクレームをつけ、その反対側の「表現の自由」を表現する相手を非難する。自己中心、矛盾も意に介さぬ日本を貶しめる集団の一つである。


これも、1945.8.15を境に過去の歴史を放棄、生きてきた日本人の矜持を捨て、戦勝国の意に添う日本社会を積みあげてきた結果である。
それが、又、日本を貶しめる人物、国体を生み、病んだ日本を創り出してきた。これらの層の人々を何んらかの形で戒めない限ぎり、日本の国を誤らせた傷口は増々大きくなって修復不能になるであろう。
阿部次郎は戦後を
≪日本精神に入れ替りて民主主義への迎合的説教口調いやしく、阿諛卑屈は同じことなり≫と語っている。


日本を取り巻く厳しい国際環境を挙げたら延々と続くほど山積している。
従って、現在の日韓関係の悪化、北朝鮮の非核化と米国(拉致含)、日本の中東問題、対中国、対台湾、対インド太平洋関連、多種多様な難しい問題ばかりであり、その記述は山程あるが、常に注視することである。
しかし、諸問題はすべて、この回のテーマと無関係ではなく、
何事に対しても、過去の日本の姿勢を変革させなければならぬ、という一念である。


日本がこの厳しい環境の中で生き残って行く為には、
「法の支配」を尊重することである。国際法は国内法に優先する世界でないと、世界は安定しないのである。
「法の支配」を守れない国は、中国と北朝鮮であり、最近は韓国もその範疇に入る。又、ロシアも加えてよいだろう。すべて日本の周辺国である。


日本が法の支配(国際法)を提唱することによって、どの国も文句が言えないのである。
一番厄介なのは、世界の覇権国家である米国が「アメリカ・ファースト」を掲げ、過去に積みあげてきた国際社会の合意を破棄、又、枠組を壊し、自国益を第一に無理難題を勝手に物言い、混乱を招いていることである。
日本は日米同盟を強固にする為にも、自国の安全は自国で守ることを先決し、その為に憲法改正を推進すべきなのである。
昭和天皇は昭和27年、憲法九条改正の必要性をご発言しているんですよ!
世界の流れは、それ以外の選択肢を歓迎しないのである。


・国際法を犯して日本人を大量に虐殺した米国は、その事実を葬り去る為に、戦勝国の権力を行使して、日本軍の南京大虐殺を中華民国と共にデッチあげたのが、歴史の事実である。


日本と敵対する周辺国の基本思考を分析し、戦略を企て、対峙して行かねばなりません。
その裏付けは、強い外交力であり、為に経済力、軍事力の強化は必須であり、国民1人ひとりが国の主権を保つ気概がなければ、日本の主権は守れないことを認識しなくてはなりません。


米国トランプ大統領の“日米安全保障条約の片務性”発言は米国民からみれば至極真っ当な意見として罷り通る。トランプ大統領のポピュリストたる所以である。
(日本の憲法改正を暗に示唆しているのだろうか)


敗戦から74年の長き歳月を歩んできた日本の現実は、国際環境の変化に対応しきれていないのが現実である。
その大きな要因は、すべて国内に有り!


その流れから、日韓関係において、日本国が自己主張した事は第一歩であり、何時の如く、筋を曲げないで欲しいものです。
その為にも、国内反日勢力をどう扱うのか、知恵を絞って欲しいものです。
こうして、令和最初の「敗戦の日」に想うことは、書き切れない。


安倍晋三首相! 靖国神社参拝は内政問題である。
参拝する事によって日本の矜持を保ち、天皇陛下のご親拝を迎えられるのである。
この一件だけで世界の中の日本の立ち位置が大きく変わることになるのである。



※「あいちトリエンナーレン2019」に展示した「慰安婦像」をスペインの実業家が購入し、バルセロナに建設する予定の美術館に収めるとのこと。
ドイツ・ベルリン、ブランデンブルク門前で在独韓国系団体が像を展示。後に団体事務所内にて常設。


・アメリカ、ニューヨーク州教育局は、韓国が主張する日本海の呼称を「東海」併記を推奨する勧告を公立学校に行う。
米国社会における“Korean Community”を背景に強力化するロビー活動が日本を貶める環境作りに絶大な効果を齎していることに対し、日本の外務省をはじめ、日本政府が払拭する手立てを構じてこなかったツケが対日姿勢に表われているのだ。


・日本海の東海表記についての韓国側のコメント
「2000年以上にわたって、Koreaだけでなく、世界中の人々が韓日の間の水域を東海とみなしていた」
これが事実の歪曲捏造で成りたっている隣国の実体を示す一例である。


・GSOMIA(軍事情報包括保護協定)の韓国側の破棄通告内容は、その因を日本側に被せる、何時もの姿勢であって、この国は友好国の枠外に位置することを認識すべし。


・U-18野球ワールドカップ、韓国機張で開催。
日本代表のポロシャツに日の丸ナシ(無地)着用する。
日本高野連 竹中雅彦事務局長
「韓国の国民感情に配慮し、刺激するのは得策ではない」
全く理解できない対応である。高野連は朝日・毎日新聞と深く繋っていて、その主張に添う思考である。
そして、テレビ朝日“モーニングショー”コメンテータ高木(女)某の朝日側のシナリオを「感顔」で賛同する物言う軽薄さに、TVマスメディアの影響力の怖さは、このコラム一連のテーマに通ず。
“日の丸”を外して、何処を視たら良いのか?高校生に説明する義務あり!